鍼灸治療が初めての方

初めての方は「痛いの?どんな鍼を使うの?なぜ効くの?」などなど、疑問に思いますよね。

まず、鍼の太さ。0.16ミリの物を使っていて、触ってみたいと言われる方には触って頂くと「えっーこんなに柔らかいの?」「グニャグニャ」の様な感想が聞かれます。そうです。注射針とは全く違います。

次は長さ。大体、5センチの物を使っていて、試しに刺させて頂き、見れる方には刺している所を見て頂きながら(見れない方は刺さっている皮膚の根本の所をツマんで)抜いて、お見せすると「こんなに入ってたの?全然、解らない」「注射をイメージしてたから痛いかと思ってた」「説明聞きながら刺されてたら刺したの解らなかった」の様な感想です。そうです。思ったよりも痛くないのです。

鍼の種類は、もっと細いの、太いの、短いの、長いのと、症状や個々の状態で使い分けたり、色々とあります。

痛さについては、解り易く言うと、具合の悪い箇所やツボ、筋肉の硬い所に、刺された時に、皮膚を刺された痛みと言うより、筋肉の中で、ひびく「ひびき」と表現するビーンくる刺激が有ります。刺された箇所が「重い」とか、手足の先や体の中心に向かって「ビーン」と刺激が走ります。患者さんにお話しする時に「柔らかい物と硬い物に釘を刺す時にどちらが抵抗感が強く、刺しづらいですか?」と聞きます。筋肉が柔らかい、良い状態の場所に刺すとそれ程、痛くなく、筋肉が硬く、悪い状態の所ほど反応が出て、重たい感じになります。鍼灸治療が慣れている患者さんはだいたい、いびきかいて寝ております。怖がらず、とにかく、まずは体験してみて下さい。

鍼はなぜ効くの?鍼に薬でも塗っているの?と真面目な顔で聞かれる患者さんもおられます。

いつも患者さんに簡潔に、西洋医学的、東洋医学的に、ご説明する形でお話します。

コロナ禍、自己免疫の認知度は皆さんかなりUPしていると思います。蚊や蜂に刺されると赤く腫れて刺された部分から黄色い液がでます。これこそ自己免疫のおかげです。

刺された部分に、ばい菌や毒があれば、発熱し赤く腫れます(熱で細菌を殺し、白血球も集まり退治)傷があれば黄色い液(靴擦れ時に出来る水疱の中の水と同じ物)の修復部隊がやってきて治すのです。黄色いのは毒ではありませんよ。

さて、鍼を刺す事はどうでしょうか?刺された事は体は認識して、刺された部分には同様の現象が起こりますが、ばい菌や毒は無いし、傷も少ない。やっつける物質、治す物質は、他に行かずに、刺された場所に留まります。刺された場所の自己修復免疫能力が上がり、改善する。と言う訳です。鍼を刺すと言う事は結果、自己免疫の向上にもなりますね。

東洋医学的に言うと、身体は気(やる気、元気)、血(血液)、水(体液)が相互扶助しながら活動していると考えられております。

簡潔に説明しますと、私は、電車に例えます。

経絡と言う、「線路」が体中に走っていて、その線路に、気、血、水の「各列車」が随時、走っています。

その列車が途中で故障して動かなかったり、沢山走りすぎて渋滞したりすると身体が不調になるのです。浮腫んだり、冷えたり、痛みが出たり、と色々想像できると思います。

経絡上には、経穴(ツボ)と言う「駅」がたくさんあります。

ツボを刺激する事のよって、故障した列車を直したり、渋滞を調節し緩和したり、他の駅から応援を出したりするのです。ですので鍼灸師によって、どの線路を使うか?どの駅を使うか?などが違う事があるのです。

もっと詳しく。と言う方は是非、お越しの際にお聞き下さい。

ゆりかごから墓場まで。鍼灸、マッサージ、栄養療法(オーソモレキュラー)、骨格調節 の大司治療院、大曽根でした。

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